ジャン・ルイ・バローがアントナン・アルトーから教わった錬金術的な呼吸の訓練の基本

ジャン・ルイ・バローがアントナン・アルトーから教わった錬金術的な呼吸の訓練の基本。Ayuo翻訳(ジャン・ルイ・バローの自伝より)

錬金術師の実験室を想像してごらん。
私の道具は、人間の身体のみ。
私の分野は、今生きている生命の状態
沈黙。
さあ、始めて見よう。

動く生命。
一つの今の瞬間は次の瞬間に代わって行く。
いくつものの死が、最後の変化まで変化し続ける。
生成。

人は同じ風呂の水に二回入らない。- ヘラクリトゥス。

これは太古から知られている事だった。動作は空間。ゆっくりした行進の中、分子がお互いに出会い、触れ合い、ぶつかり合い、関係が作られる。生命の全てのホコリは、この遊びの中での交流が止まりなく、作られて行く。そして、それは、あるリズムによって行う:それが宇宙の重力のテンポ。

『今』という瞬間を形作る。
その中々つかめない振動が見える物体に変化する為には、自然体のままで、次の事が表せる道具が必要となる。
動作。
交流。
リズム。

さあ、私について、その物体に触れて見よう。脊柱管はむちのように柔らかい。これこそ、動作そのものではないか?蛇のような柔軟性。鍛冶屋の蛇腹に気づいて見て。人工呼吸器、止まる事がなく、宇宙と存在、そして自己とその外側の二つ循環を続けて行く。これが交換の拠点であろう。そして、あの魔術師の太鼓、ハートに耳を澄まして見よう。短いビートとそして長いビートをたたき続けている。短調路から成り立っている。これこそが、宇宙のリズムではないか?生きているものは短調路をたたいている。

呼吸の動作をよく見てみよう。胸をふくらませて、空気を取り入れる。そして、引き締めてから、その空気を送り出して、与える。息をしっかりとつかんで、息を止める事が出来る。これが、太古からの生命の三つに要素。受け入れる、与える、保持する。息の3つの要素は、inspiration, expiratipn, retention.考えなくても、出来てしまう。
そしてそれには次の意味がある:
受け入れるのは、feminine time (女性的な時)
与えるのは、masculine time (男性的な時)
保持するのは、neuter time (中性的な時)
これがカバルの3つの要素。

これをどう使うか?
存在は常にダブルである。だから、二つの息の仕方、無意識にしている呼吸と『自己』の呼吸が存在している。無意識にしている呼吸は生きる為に必要である。『自己』の呼吸は、そのPersonage (ペルソナ)が必要としている。人と人が会うときは、そのPersonage (ペルソナ)に会っている。これを自分で分かって来て、『自己』の呼吸の仕方を変える事が出来るようになると、無意識にしている呼吸も変えられるようになる。
錬金術師の実験室でやっているように、こうした息のコントロールが出来れば、自分をあらかじめに決めた状態にする事が出来る。これは生物の行動の科学につながって行く。これが演じる事(演劇)の基本。

Advertisements

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s