Ayuo – Different Languages

Ayuoのオープン・チューニング・ギターと歌の演奏。1997年のライブ。イギリスやアイルランドのトラディションナル弾き方やバグパイプやフィドルの指使いを使っている。ブリティシュ・トラッドや中世ヨーロッパ音楽をやっていた事によって学んだ弾き方。このような弾き方も僕のギター・レッスンで教えています。興味ある方は連絡をください。この曲は、2000年のCD『EARTH GUITAR~千の春の物語』(MIDI)に収録した時に少しアレンジを変えた。

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これは2007年位に作ったCM曲

これは2007年位に作ったCM曲。坂本龍一のある音源を聴いて、それと似ている雰囲気の物をアイリッシュ・ハープや中世ヨーロッパの楽器を使って作ってください、という依頼だった。このような依頼は時々あった。Notationのソフトウエアを使って2曲ほどのスケッチを作曲して、それをMIDI音源に変換して、ProToolsでMIDI音源の上にアイリッシュ・ハープ、コルナミューズ、プサルトリー、シタール・ギターを重ねた。曲が決まった後、スタジオで生楽器を取り直して、上野洋子さんのコーラス・ヴァージョンも録音した。こうしたアレンジやこのような楽器が必要な方がいらっしゃれば、いつで連絡をください。

Donald Richie Reader

Recommended Books
Donald Richie: Viewed Sideways
Donald Richie Reader

最近読んでいるもので、僕が一番面白いと思っているのはDonald Richie(ドナルド・リッチ∸)のエッセイ集やジャーナル。
以前にIan Burumaの本を推薦したが、同じ人たちにDonald Richieの90年代から2000年代に書いていた文書を推薦したい。彼は自分と最も近い感じで物事を見ていたのだと、読んで初めて分かった。彼は数回会った事があった。
最初は、ニューヨークのMOMAで僕が小学生の頃に勅使河原監督の映画を見せた時だと思う。彼は当時MOMAのフィルムのキュレーターだった。最後に少し 話した時は、藤枝守のシアターχ(カイ)でのコンサートのロビーでだった。彼は日本で1947年から今年の2月に亡くなるまでの大部分の人生を暮らした。 小津 安二郎、溝口健二や黒澤明の映画を国際的に紹介し、いけばなの本から日本の文化の様々な本を書いていた。自分でも映画を作り、小説や短編小説を出版してい る。映画の役者としても勅使河原の『利休』に出演している。彼は60年も日本に暮らしていて、その文化は、普通の日本の人よりも数倍にも知っていたが、最 後まで”外人”として生きていた。日本では、外人としか見られなく、周りから同じ仲間として見られていない環境に住む事が、彼にとって自由に生きる事だっ た。彼は自分が同化出来なく、そういう事が許されない場所を自分から選んで生活していたのだ。本のタイトルにも”Viewed Sidewaysー Writings on culture and style in Japan”『横から見る現代日本の文化と様式』と名づけられている。日本では、物事を”Kata”(形)にはめ込んで、やって行くことが多い。能や文楽 や歌舞伎のような伝統芸能を見ても、西洋のShakespeareの演劇を演じるのと一番大きな違いはディスカッションが少ない事。このキャラクターは、 このように感じて、行動していると分析するよりも先に”Kata”(形)を学んで行動している。中身よりもまず形を大切にする。個人的な気持ちよりも、全 体の”和”(調和している事)を大切する。”Viewed Sideways”では日本のテレビやファッションから水商売、そして”外人”として日本に住む事についてのエッセイが書いてある。
これは音楽にも、ファッションにも、様々な文化にも未だに影響している。僕自身も日本に暮らして、周りと同じように物事を考えて見ている環境にいないと常 に感じたりしている。これは外見が”外人”だからだけではない。彼の文書を読むと、自分もドナルド・リッチ∸と似ているような感覚で、物事を横から見てい たと分かってくる。僕はドナルド・リッチ∸とは世代としては離れている。自分はIan Burumaの方に世代的に近いと文書を読んでも分かる。(Ian BurumaとDonald Richieは友達で本を一緒に書いている。)
二人の本を読みながらも、これから日本でどう生きて行こうかと、僕は考えている。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/1933330988/ref=oh_details_o07_s01_i00?ie=UTF8&psc=1

Ayuo/Ohta Hiromi (太田裕美)のCD”Red Moon”の曲

Ayuo/Ohta Hiromi (太田裕美)のCD”Red Moon”の曲を誰かがyoutubeでアップロードしてあった。2001年に初めてmacのラップトップを買って、それにProToolsの録音ソフトを入れて自分で録音を始めて見た。この曲も、それを使って作った。
この曲は一度もライブで演奏した事がない。言葉を日本語で書いて、その上にメロディーを一枚の紙に書いただけで、それ以外のパートはProToolsでエレクトリック・ギターを自分で録音しながら作っていった。コードのストラミングもスライド・ギターもベースのような音も、同じ一つのギターにエフェクトやプラグ・インを使って録音した。その後に、ナイロン弦のギターを重ねて、Matoさんがタブラを叩いて、太田裕美さんが歌った。友人のエンジニア前田もとひこ がミックスした。

言葉は日本語で自分で作詞したが、その使い方や意味にはむしろ英語的な影のメタフォアが意識されている。歌っている太田裕美さんには、その意味を伝えていなく、僕にとってはそれを伝えなくても良いと思っていた。この曲はニューヨークのTZADIKレーベルから発売されていて、ヨーロッパに住む知らない人がyoutubeに、この曲をアップしたページの下のコメントの部分に、なぜこの曲を書いたかを英語で書いた。
時間が立って、今になって聴くと、良い曲だったかも、と自分でも思った。

Joni Mitchell の70歳の時のCBSのインタビュー

Joni Mitchell の70歳の時のCBSのインタビューは面白い、色々な話を笑いながらしている。
Joni Mitchell はある時、70歳の歌手Mabel MercerがJoni Mitchellの昔の有名なヒット曲”Both Sides Now”(日本では『青春の光と影』と訳されてしまった)を歌っているのを聴いて、終わった後に楽屋に行って、『こういう歌はあなたの年齢の人が歌うべき ものだと分かった』と言ったら、ババアと言ったと思われて、Mabel Mercerに嫌な顔をされてしまった。その時、Joni Mitchell は自分がJoni Mitchellでこの曲の作者だとMabel Mercerに先に言うのを忘れてしまっていた。しかし、これをヒントにJoni Mitchellは、この曲を再録音した。
20代の人が、”I’ve looked at life from both sides now,from up and down, from win and lose and still somehow, It’s life’s illusions I recall,I really don’t know life at all”(人生を表からも裏からも見た。上からも下からも見た。勝つ事も負ける事も経験したが、人生の幻想しか残らなく、人生がどんなものかまだ分からな い)と歌っても、説得力がない。本当に経験した人が歌えば、やっと意味が伝わってくるかもしれない。そうJoni Mitchell は思って、新しいバージョンを録音した。そのバージョンでは、言葉一つ一つの意味が出る事を意識して歌った。それはメロディーを歌うだけではなく、詩の語 りの延長だった。しかし、入り込んで歌うわけではない。その言葉も演劇の台詞のようにクールに歌っている。Judy Collins も73歳になってこの曲をライブのDVDで再び録音している。
インタビューしている人は、Joni Mitchell が一番よく比較されている詩人はSylvia PlathとAnne Sextonだと言う。Joni Mitchell は、それに対して『シルヴィア・プラスは暗い、アン・セクストンは頭がおかしかった。私はどっちでもない』と言う。シルヴィア・プラスは、実は躁うつ病 だった。シルヴィア・プラスはハイな気持ちになっている時に、まるでヴァン・ゴッホの絵のようなイマジネーションを思いっきり膨らませたイメージを言葉で 描く事が出来た。Joni Mitchellのアルバム”Hejira”の時に書いた詞の世界は、僕にとって、そういう時のシルヴィア・プラスと少し似ている世界観を感じさせる。
https://www.youtube.com/watch?v=tKQSlH-LLTQ

英語で作詩をしている時が一番楽しい。

Sondheimについて書いた続き。
僕はSondheimと違って、英語で作詩をしている時が一番楽しい。
作詩をして、詩について、語り、それに音も付けますが、僕の頭では詩を描く為に音楽を使っています。
人の作品に詩を書くのも好きです。

音楽を聴く時も、どう詩が使われているか、どう語られているかが、一番気になります。音楽は、僕にとっては詩と語りの延長にあるものです。アレンジも、詩の内容がちゃんと伝われば、良いと思っています。

ミュージカルの作曲家・作詩家Stephen Sondheim

ミュージカルの作曲家・作詩家Stephen Sondheimについて。

Stephen Sondheim は自分の本で”I considered lyric writing a chore and music writing a plaesure and still do”と書いているのを見て少し驚いた。Stephen Sondheimほど素晴らしい詞を書く人は中々いない。また、彼ほど20世紀のlyric writing の様々な方法を知っている人も少ない。彼はIrving Berlinの詞はシンプルに見せながら、単純ではない難しさがある、と書く。また、Ira Gershwin については、当時のミュージカルのソングとした言葉使いは、凝っているが、それが見えてしまっているとも書いている。それは、彼の弟のGeorge Gershwin がみんなに天才と言われていて、当時のミュージカル世界でのクラシックを書いていた為、兄も言葉の上でがんばっていたのでは、とSondheim は分析する。Cole Porterと同じ時代のLorez Hart(My Funny Valentine等の作詞家)を比べると、Hartは自分がゲイである事を詞の世界でも隠しているが、Porterの詞を見るとゲイである事が伝わって くる。この時代の作詩家はパーソナルな内容もミュージカルの中に入れる事が出来た。Lorenz Hartの”Bewitched”等は見事にパーソナルな気持ちを表している。しかし、Rogers and Hammersteinのコンビからシアター・ミュージカルの時代が始まった。それまでは作詩家はソングライターとして書いてい た。”Oklahoma”,Sound of Music”等のRogers and Hammersteinの作品からは作詩家は芝居の一部を書くように書いている。、そのキャラクターが歌うように作られている。

Sondheim は十代の時に、彼の母と父が離婚して、家庭に中々入られなくなった後、Hammersteinが父親の代わりに面倒を見るようになって育った。”The Way You Look Tonight”等の名作を書いた作詩家のDorothy Fieldsも子供の頃からAunty Dorothyと読んでいた。そして、Sondheim は若い頃に自分の詞をCole Porterに聞かせてほめられた事もあった。しかし、Sondheim は作曲をMilton Babbitt (アメリカの12音音楽と電子音楽)の作曲家に学んだ。Sondheim が一番好きな音楽劇の一つはAlban Berg の”Wozzeck”.
しかし、彼のデビュー作品は”West Side Story”の作詩家としてだった。

Frank Sinatraの歌う”Send the Clowns” (道化師を呼んだら)がSondheimが作曲家としての最初の大きなヒットだった。この曲は、”A Little Night Music”というミュージカルの為に書かれた。50代の女性がミュージカルでは歌う。、何年も愛していた男の人が18歳の女の人と結婚してしまっている のを見て、もう一度始め直せないかと彼に聞いて断れた後に歌う。映画では、エリザベス・テイラーが歌っていた。目は怒っている。そして、皮肉を活かせなが ら、”リッパだね、道化師を呼んだら”と歌う。音はあまり長く伸ばさなく、言葉が伝わるように作詩作曲をしたとSondheim は書いている。Frank Sinatraは、この曲の紹介で、この気持ちは男でも女のも起きるものだと言っている。
https://www.youtube.com/watch?v=K1fVQGESUTo