日本の社会の難しさ

2014年の10月のフェイスブックに書いた記事より

普通に仕事をする場合、人間はその社会のマニュアルに基づいて動いているように思う。学校ではその社会文化でやって行ける為の教育をしている。ニューヨークで学校に行った場合はニューヨークの社会で、東京で学校に行った場合は東京の社会で。英語を習う本や日本語を習う本等はたくさん出ているが、なぜ文化的な翻訳を説明する本があまりないのだろうか?

僕は日本の社会の事があまり分からない。日本の社会の事を説明してくれる本を探しているが、日本の文化社会を説明している英語の本はあまりない。”Dance of Life: The Other Dimension of Time”を書いたエドワード・T. ホールの”Hidden Differences: Doing Business With The Japanese” は良かった。僕にとって不思議に思っていた事の説明がたくさん書いてあった。読んで本当に助かった。ドナルド・リチーのたくさんの本も日本の社会を理解する為にやくにたつ。

普通に僕のように日本人のような顔をしていながらも、日本語の表面にはない意味や行動が分かっていないと困った目に合う事が多い。しかし、日本人は誰もそれを説明してくれない。その国で育っていると当たり前のものになっているので、その人たちさえも自分の行動が何かがみえていない。逆にそうした人たちがアメリカに行くと分からない部分が多く見えるのだと思う。

普通のバイトを探してみようと思ったところ、一番ぶつかるのは、この文化的な壁だ。
小学生でも自然に出来るような行動は言える言葉が僕にとってミステリアスに見えてしまう。
そして、相手はムズカシイ事を考えているように見えている。
しかし、本当は相手を理解しようとしているのだ。
そして、その言葉だけではなく、その後ろの意味や行動を翻訳をしようとしている。
一度一つのモールド(方法)で人間の文化的な理解が固まると、それが変わることはないと思う。
パンの素材を固めるモールドに入れるのと同じ事だ。
新しい場所に移ると新しい場所の行動のマニュアルを探さないといけなくなる。
新しく移った場所の人間になることは不可能である。
常に人間は自分の育った場所の生き物である。
女性の方が新しい文化に溶け込めやすい。
それは女性の社会の方が、そういう状況にフレシブル(なれやすい)のいかもしれない。
自分の育っていない場所に移ると人生の最後まで、最初の移民の世代は、その場所の社会的なアウトサイダーになる。

僕の作品の多くはそうした内容を語っている。僕の曲『Dance of Life』は直接にエドワード・T. ホールの本から影響を受けた言葉を歌詞にしている。『ユーラシアン・ジャーニー』というCDアルバムでは文化の同じ部分や違う部分がテーマになっている。ドナルド・リチーやアンジェラ・カーターの言葉に基づく最近の作品もそうだった。そして、今から来年にかけて書いているユングの夢についての作品は人間の行動を神話のイメージやキャラクターを使いながら、その行動を理解して行く為の作品でもある。
こうした内容は自分にとって必要だから、他にも必要な人がどこかにたくさんいるのに違いないと思っている。

———————
Ayuoのドナルド・リチーの日記に基づく『OUTSIDE SOCIETY』からの歌ー『FREEDOM FROM BELONGING TO A NATION』

生まれつきの文化圏を離れたことがない者は、
ずっとそこに縛られている、
そうとは気付かないままに。
その人に自分の文化について訊くなんて、
魚に水が何かと訊くようなもの。
何と答えられる?

ここに来て、
または、他所に行って、
一旦、あなたの眼が開かれてしまったら、
二度とその眼は閉じられない。
——————-
Words from 『FREEDOM FROM BELONGING TO A NATION』 ,from 『OUTSIDE SOCIETY』- a music drama composition by Ayuo based on the journals of Donald Richie.

if you never leave your native culture,
you’re bound by it forever
without ever realizing.
If you ask a person about their own culture,
it’s like asking a fish about water
What can they say?

When you come here
or go anyplace
and you get your eyes opened,
you can never get them shut again

—————
昔からこれが一つの変わらない僕のテーマであった。
どなたかコメントやアドヴァイス等がありましたら、よろしくお願いします。

Advertisements

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s