この曲は2015年の11月のライブより。スタジオ録音ではなく、音のミスもそのままなので、他のリンクとは音質は落ちますが、このバンドは今年、渋谷の公園通りクラシックスをホーム・グラウンドとして隔月にライブ・パフォーマンスをやる事に決まりました。ダンス、シアターを含んだ音楽グループ. グループ名はジェノーム (genome)。メンバーは:Ayuo、Nashaal、 立岩潤三、守屋拓之、瀬尾真喜子。日にちは2月25日(木)、4月7日(木)、6月30日(木)。よろしくお願いします。
11月の時の文章を下記にコピーします。
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これはこないだの11月7日のライブより、半分位はピアノの弾き語りで演奏したEvolution(進化)。僕自身はピアノを習った事がない。昨日、僕の母は、良かったけど、これを聴くと本当はクラシック・ピアノをちゃんと弾けないと分かるのではないか、と言っていた。そうかもしれないが、分からない人もわりといるような気がする。
ピアノをやっている多くの人は子供の頃、まだ自分の意志を言えない年頃から始めている。僕にはその経験はなかった。クラシック・ギターを8歳の時に始められたのは、その希望を僕が強く言った事から出来た事だった。ピアノについて、ギターとピアノを両方やっている人達をまず参考にした。スティーヴ・ウインウッドやピーター・ハミル、またはドイツのポポル・ヴゥの弾き方も参考にしていた。しかし、一番参考にしたのはジョニ・ミッチェルだった。ジョニ・ミッチェルはウクレレの演奏で音楽を始め、後にはギターを自分の作ったチューニングで弾くようになって行った。これは他の人がやっていない事だった。50個位違ったギターのチューニングの方法を考えて作ったとジョニ。ミッチェル本人も発表している。ジョニ・ミッチェルは、詞のイメージと合うチューニングを見つけて、それを使って詞と音楽、両方の意味と響きのバランスを合わせながら曲を書いていく。
それでは、ピアノではどうするか?
ピアノでもこうしたオープン・チューニングでの使い方の延長になっている。
ピアノの左手はギターのオープン・チューニングの低音と似ている動きをする。ピアノの右手がギターの高音と似ている動きをする。
これをまず、オープン・チューニング・ギターではスタンダードになっているDADGADチューニングでやって見た。こないだの3月5日中村明一さん、上野洋子さんと九東寿子さんと一緒に演奏した『絵の中の姿』もこのようなアプローチでDADGADのチューニングで作った曲だった。
この映像の曲EVOLUTIONでも、オープン・チューニング・ギターでの使い方の延長が聴こえて来る。
ジョニ・ミッチェルからの影響はチューニングやギターの使い方やそれからのピアノへの応用だけではない。詞の歌いをどのように表現するか、というところにも影響がある。あるエモーションやある状況の場面を表したい時に、どのように歌い上げるかにも影響が残っている。特に参考にしたのは『For The Roses』というアルバムの『Lesson in Survival』等の曲。
Ayuo: Vocals, Piano
Makiko Seo: Organ
Takuyuki Moriya: Bass
Junzo Tateiwa: Drums