国連のレポートでデンマークが世界で最も人々が幸せだと思っている国で、日本は53位

Denmark named happiest nation; Japan frowns at 53rd

国連のレポートでデンマークが世界で最も人々が幸せだと思っている国で、日本は53位(先進国の中では低い方)と出ています。(この記事を最後の下まで読んでください。)

こちらから国連のレポートがダウンロード出来ます。42ページのPDFファイルです。細かく情報と説明が載っています。

http://worldhappiness.report/…/s…/2/2016/03/HR-V1Ch2_web.pdf

2位はスイス、3位はアイスランド、4位はノルウエイ、5位はフィンランド、

タイ国は33位、台湾は35位、内戦争が80年代に多かったラテン・アメリカのエル・サルヴァドアは46位、ニカラグアは48位、元ソ連のウズベキスタンは49位。
—————–
日本には今、かなり精神的に不安定な人やウツになっている人が世界に比べても多い。そのために『幸せに生きよう』というタイプの名前がついた本、雑誌、ワークショップ等に異常な人気が出ている。”暗い”と思うものには、精神異常者のような反応を起こして逃げて行く。安心するムード・ミュージック、楽しくするもの、だけが売れる状態になっている。これは実際に、精神的に不安定な人が以上に増えているからだと思う。問題をさければ、ハッピーになれる、と思っている人も多い。

僕の個人的な意見だが、生まれつきに脳に異常がないのであれば、ウツになっている人は自分でウツの状態を作っているとしか考えられない。そして、それは考え方を直せば、すぐに直る事だと思っている。
僕自身は”ウツ”という状態があまり理解出来ない。恋に落ちるという状態なら分かる。恋に破られるという状態も分かる。仕事がなく、未来に不安、という状態も分かる。しかし、それ以外で、なぜウツになるだろうか?

生きる事への考え方に狂いがあるのではないのか?

最近の学校では、クラスの半分近くが、何かの精神安定剤を飲んでいる状態が増えている、と聞く。昔は精神セラピーがあったが、最近は流行っていない。流行っているタイプのセラピーには、科学的なものではなく、ニューエイジ思考のものが多い。ユングもラカンも、自分たちはまず、科学者だと言っていた。ユングは神話等の幅広く様々なトピックスについて書いていたが、オカルトまでには走らなかった。

フロイドまではコカインを取るのが治療だった。今、コカインは違法的なドラッグになっている。しかし、今、多くの人が取ってる精神安定剤だけで、本当に直るだろうか?セロティンが足りない、ドーパミンが足りない等という”理由”はいくらでも見つかる。しかし、薬で直った、という人はいるのだろうか?中毒になっているだけではないか?

僕は、一番大きな違いは、人が勉強しないからだと思っている。日本で売れる”本”は、『しあわせになろう』、『金をもうけよう!』、等というタイトルがついているもので基本的な問題をさけている気がする。知識が足りないから問題が起きる、と見ている。
現代科学、21世紀の西洋哲学、等をしっかり見て、理解するところまで行くと、”ウツ”等はありえない。
————–
アイスランドからビョークが登場した事や、デンマークに映画監督のラース・フォン・トリアーが活動出来ている事。ノルウエイやフィンランドに、素晴らしい芸術家が今活動出来ている事は、この”幸せ”の感覚とつながっている気がする。
考える余裕がある。もちろん、近年のビョークやラース・フォン・トリアーの作品は、メランコリックなストーリー性のあるものを発表しているが、それは精神的に余裕がある環境にいるから出来るものだと思う。精神的に余裕がある環境では、古典的な”悩む芸術家”がまだ成立するかもしれない。
みんなが不安定の国で、殆どの人がハッピーになる事にばっかりに走っている場合は、不安定の状態がますます増幅するだけであろう。

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s