シベリアのアルタイの人々と古代アメリカのインカ帝国やアステック帝国のつながりについて書かれた記事

http://rbth.com/science_and_tech/2016/02/23/its-official-native-americans-and-siberians-are-cousins_569517

遺伝子の研究が進んで行くと、様々な人々が遺伝子的につながっている事が証明されて行く。ここではシベリアのアルタイの人々と古代アメリカのインカ帝国やアステック帝国のつながりやオーストラリアのアボリジナル(原住民)とアマゾンのインディオスとの遺伝子のつながりに書かれている。

2月25日のプログラム

立岩潤三さんのフェイスブックのぺーじより:

明日は渋谷公園通りクラシックスにてAyuoさんNashaalさんの共同企画による「GENOME」のライブです。

このユニットでは最近そんなに機会の多くはないドラムセットでのサポート。セレクトされる楽曲の雰囲気と、E.Bassがもりやんゆえ、GHOSTの頃の空気をついつい思い出します。

演奏予定楽曲は以下、AYUOさんならではのカラーに満ちてます。Dead Can Danceの楽曲も、ここ数年イラン音楽に接してきた結果かすごく自分にとっては居心地の良いグルーヴにもなっているし、ジェネシスの楽曲の和声の美しさは特筆ものです。

AYUOさんのオリジナルのEyes and Movementsも凛とした美しさを感じるし、AYUOさんアレンジで一部Lydian化されたサテイのジュトゥヴも素晴らしいハマりかたをしているし、ここにおける自分のドラムのアプローチもとても気に入ってます。

一部7曲目のNashaalさんとのDuoのシーンはダルブッカ〜ドラムセットでの即興演奏で、これも個人的にはこのユニットのシリーズのひとつの目玉になってると思ってます。

現代においてまず普段まず生演奏で聴く事の出来ないレアな楽曲群、お時間のある方は是非足を運んで頂ければと思います。

1) Creation (イラン神話に基づく)
2) River of Light (『水色の鏡』(A Turquoise Mirror)という室内楽の曲としても知られています。)
3) Cantara (イランの伝統的なリズムに基づくDead Can Danceのバンド作品)
4) はじめに言葉があった
5) Standing At The Edge (ユーゴの歌手ヤドランカさんはこの曲を”Standing In A Cloud” というタイトルでレコーディングしています。)
6) Evolution (進化)(MIDIのCD『Earth Guitar』より)
7) ナシャールと立岩 デュオ
8) A Stranger (TzadikのCD『AOI』より)
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1) Je Te Veux (Erik Satieの曲のバンド・アレンジ・ヴァージョン)
2) I Cry In My Heart (ドビュッシーの歌曲『 Il pleure dans mon coeur』のメロディーに基づくバンドのAyuoの作品)
3) Rootless (ルーツを持っていない人々)(移民として生きる事、社会のアウトサイダーになってしまう事を歌うAyuoの作品)
4) Eyes and Movements (ハワイ神話『女神ペレ』からペレの妹ヒイアカとロヒアウのことを歌うAyuoの作品)
5) Pele Volcano song (Ka Hinano O Puna)(女神ペレを祭る火山のパワーについて歌う古典フラのチャントをバンド・アレンジ・ヴァージョンで。)
6) The Lamia (カール・ユングの夢日記で描かれたキャラクターを歌うピーター・ガブリエルとジェネシスの作品)

Nine Inch Nailsの曲『Hurt』を演奏します

今月半ばに、僕のフェイスブックのウォールで紹介したNine Inch Nailsの曲『Hurt』を明後日、演奏します。これは昨日、その曲をリハーサルしているところの写真。3月に、この曲のDavid BowieとNine Inch Nailsのデュエット・ヴァージョンが発売されるらしいです。
深いところまで心を揺れ動かす素晴らしい曲です。

Genome(ジェノーム)'s photo.
Genome(ジェノーム)'s photo.
【ショーまであと3日】リハーサル2/22、今回初の楽曲、デビッド・ボウイの姿が目に浮かぶ ‘Hurt’、ギターを奏でながら歌うAyuoさん。

【いよいよ今週木曜日2/25!】ただ今、白熱5時間リハーサル中! シアター・ロック・バンド「ジェノーム」第一夜、まだお席あります。ぜひいらしてください☆ Ayuoさんのギターがうなりをあげてる。立岩さんのドラムが炸裂してる!ナシャールは、8曲踊りますよー\(^o^)/

■日時
2月25日(木)
開場 18:30 開演 19:30

■出演
Ayuo
立岩潤三
瀬尾真喜子
守屋拓之
Nashaal

■料金(予約制)
予約:¥ 3,300(ドリンク別)
当日:¥ 3,800(ドリンク別)

■場所
公園通りクラシックス(旧ジャアンジャアン)
http://k-classics.net/
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町19-5
東京山手教会B1F
※渋谷・公園通りの山手協会地下(入り口は駐車場の下り坂の先です)
渋谷駅より徒歩5分

■ご予約方法
ご予約は予約フォームからお願いいたします
https://ws.formzu.net/dist/S82991361/

intoxicate-cover-takemitsu

タワーレコードのフリー・マガジン、INTOXICATEの最新号が出ました。今回、僕はDavid Bowieの追悼記事を書きました。是非見てみてください。タワーレコードで無料で配られています。
—————-INTOXICATE のFBのページより—————-
intoxicate vol.120(2/20発行号)が出ました!
音楽、映画、アート、ほか人気連載コラムなどなど、盛りだくさん!
カヴァー・アーティストは、作曲家の武満徹さんです。2月20日は、武満徹さんの没後20周年の命日になります。今年1年かけて、武満徹さんの作品を振り返りご紹介したいと思います。
今回のExotic Grammarは、1月に亡くなられた、ピエール・ブーレーズ、ポール・ブレイ、デヴィッド・ボウイの3本です。今回はすべて追悼となりました。残念な想いでいっぱいです。
intoxicate presentsの特別試写会は、今月号はWOWOWのドラマW「この街の命に」です。加瀬亮、戸田恵梨香が行政獣医役で熱演。ペット後進国の日本に問題提起するヒューマン・ドラマです。
TOWER RECORDS ONLINEでもご購入できます!
http://tower.jp/article/campaign/2013/12/25/03/01

フォークというジャンルも民謡というジャンルも19世紀まで存在しなかった

最近、音楽を選曲してプレイリストをする仕事をしていた。最近では、一カ月、決まった料金を払うと一か月間聴き放題になるウエッブサイトがいくつも出来ている。 Appleもやっているが、僕が頼まれたのはKKBOXという音楽聴き放題アプリ。先月は30個のプレイリスト、今月は8個作った。それぞれのジャンルの説明を書いた。これはフォークについて書いた文章:
フォークという言い方は19世紀にフランスやドイツが民族国家になった時から使うようになった。実際は伝統的に残っている歌で、『眠る森の美女』のように貴族の生活が分からないと作れない内容も多くある。20世紀では左翼の民衆運動や社会運動と一緒になり、”民衆の歌”にされてしまった。アメリカのウディ・ガスリー、また、イギリスのマーチン・カーシーの両親は1930年代から社会運動にかかわっていた。戦後にフォーク・リバイバルが行ってからは、ロックに大きな影響を与え、フォーク・シーンも変わって行く。今ではテクノ・フォークなど様々なサブ・ジャンルがある。
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フォークというジャンルも民謡というジャンルも19世紀まで存在しなかった。それまでは、伝承的に伝わっている歌や舞曲だった。”民衆”というコンセプトも19世紀に今の意味を持つようになった。今、一般的に自分が”日本人”であったり、”ドイツ人”であったり、”中国人”である事が当たり前に見えているが、この考え方はフランス革命の頃に、世界に広がって行った。最近の考え方である。また、1980年代以後に”中華民族”というコンセプトが新たに出来たとウィキペディアで読んだ。”中華民族”とは漢民族だけではなく、チベット人、モンゴル人、朝鮮人も”中華民族”であり、中華人民共和国が祖国であるという考え方だ。”民主主義”という考え方も民族国家というコンセプトが定着した事によって、世界に広がっているアイデアである。(古代ギリシャもアメリカ革命当時も奴隷も持つ国家であった。)
多くの人が当たり前だと思っている考え方は、近代の政治によるもので、普遍的ではないと知るべきだと思う。また、半世紀もたつと、社会に影響力を持っている権力者も代わり、社会状況も政治状況も別のものになっている。
こういった状況をあまり見ていなく、半世紀前と同じスローガンを書いている”サヨク”と政治活動をしているつもりの人の文章を見ると、残念だという気持ちと現代の危険性を感じてしまう。
今年はいくつかトーク・ショーを企画しようと思っている。音楽を演奏するだけではなく、21世紀の文化、哲学について考え、今の時代について語りながら、新しい音楽とパフォーマンスを作って行きたいと思う。近い内に、こちらに情報を載せます。

Johnny CashがカヴァーしたNine Inch NailsのHurt

 

 

 

この曲はJohnny Cash(アメリカの伝説的なカントリー・シンガー)の遺作としてヒットした曲ですが、本来は、Nine Inch Nails のTrent Reznor がヘロイン中毒から立ち直そうとしていた時を書いた曲。1994年にNine Inch Nails とDavid Bowie がアメリカとヨーロッパのツアーをした時に、毎晩David Bowieとデュエットしていた曲です。曲とは、その人によって違う意味を持ったりする。また、時間によって意味が変わる事もある。Johnny Cashのヒットでこの曲を知った人は、これはJohnny Cashが世界にさようならを言っている曲だと解釈した。サビに歌われる”Everyone I know goes away in the end”という言葉の部分が、亡くなると分かっている人がさようならを告げているように聴こえるようになったのです。(本当はヘロイン中毒の人の前からはみんなが去ってしまう、とTrent Reznor は書いたつもりだった。)作者のTrent Reznor も最初びっくりしたらしいが、Johnny Cashの歌うヴァージョンを聴いて感動したらしい。
Trent Reznor の最近書いた文書で、David Bowieと毎晩一緒にツアーをしていた頃について書いている。『その頃、自分はどうしょうもない状態だった。しかし、ボウイは自分を暖かく見守ってくれていた。今でも、隣でボウイが見守りながら一緒にHurtを歌っている姿が見えてくる。』
最近、この歌を、僕も歌っている。
歌詞はこのように聴けて来る:
『私の知っている全ての人も, 最後にはいなくなってしまう/ 全てを君にあげる/私のゴミだらけの帝国/君を失望させるだろう/私は君を傷つけるだろう/もしも、もう一度やり直す事が出来たら/どこか何万マイルも遠いところに行きたい/そこで、こうならない方法を、きっと見つけるだろう。』
今では、NIne Inch Nailsのコンサートではみんなが一緒に歌う未来へのオプティミズムを含めた曲となった。

Nine Inch Nailsの音楽に基づくカナダのミニ映画

これは10分以内のミニ映画であり、Music Videoでもある。Music は 2:55からスタートする。10分ありましたら、見てみてください。この曲の作者Trent Reznorは、このような内容の曲を作るのが本当にうまい。来月に、95年のDavid Bowie とTrent ReznorのグループNine Inch Nailsとの共演ツアーのライブ盤が発売されるようです。そこでの二人のデュエットにはかなり凄いものがある。今、僕もTrent Reznorの曲を次のライブの為に練習しています。