選挙というお芝居

https://www.greenleft.org.au/content/john-pilger-world-war-has-begun-break-silence

科学ジャーナリスト、ドリオン・セーガンからのシェア。彼の母、リン・マーギュリスはビル・クリントンから直接にアメリカ国家科学賞の勲章をいただいている20世紀アメリカの最も偉大な生命科学者の一人と認められている方であるが、ここで抜粋されている記事のコメントではヒラリー・クリントンについての忠告が書いている。下記はコメントからの抜粋:

”アメリカの選挙”というお芝居では、ドナルド・トランプは狂っているファシストの役を演じている。彼はいやらしそうに見えるが、ヒラリー・クリントンもたいしたチャンピオンではない。彼女は全体主義のシステムを具現化している。彼女のメインのスポンサーはアメリカの戦争用の兵器を製造する企業とイスラエル・ロビーである。
ヒラリー・クリントンが国務長官であったとき、リビアにCIAを送り、リビアのカダフィを打倒して、リビアは混乱状態になった。そして、その次に同じアメリカのスタッフがシリアに送られ、シリアのアサド政権転覆の手助けをしていた。その結果、シリアの状態は悪化して、現在に至る。ヒラリーは従来民主党の中でもリベラルな人に見えるが、過去にも上院議員に当選後は、すぐにイラク戦争の開戦に賛成を出していた。
オバマの時代で、かつてのどんな大統領の時代よりも多くの原爆と武器が製造されてきた。それはどのように使われるのだろうか?
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今回のアメリカの大統領選挙を見ていると、それぞれの人がある役割を演じているように、僕には見える。バーニー・サンダースは自分は社会主義者であって、アメリカを北欧のような社会主義国にすると言っている。彼には勝ち目がないと多くの人は見ているが、彼の役割は社会主義を良い言葉としてアメリカで定着させるためだろうという見方もある。かつて、冷戦時代では社会主義とは悪い政治システムの代表だった。冷戦時代にアメリカを社会主義国にするという大統領候補が出て、大統領になれそうになるほどの人気が出る事はありえなかった。しかし、スターリニズムは多くの命を奪っていて、ナチズムも正式な名前は国家社会主義党である。社会主義者が良い政治システムであるという考えが定着すると、次に来た人がどんな形でそれを利用するかがまだ分からない。
ドナルド・トランプは代表している共和党の持っているメディア、フォックス・テレビからも批判されている。政治の経験もあまりなく、テレビでスキャンダラスな事を言って人気が出たタレントというふうに書かれている事も多い。おそらく、彼の役目は”悪者”だが白人労働者階級に最もアピールするキャラを演じる事だろう。メディアはヒラリー・クリントンがリベラルで良さそうに見せている。しかし、そのように見えている人も当選後は、どんな立場を取るか?多くの人に見えない。

Dorion Sagan のページより:(John Pilgerの文章の抜粋)

In the circus known as the American presidential campaign, Donald Trump is being presented as a lunatic, a fascist. He is certainly odious but Hillary Clinton is no maverick. She embodies the violence of an exceptionalist system that is totalitarian; in 2008 she threatened to “totally obliterate” Iran with nuclear weapons. One of Clinton’s closest allies is Madeleine Albright who infamously celebrated on TV the death of half a million Iraqi children as “worth it.” Among Clinton’s biggest backers are the Israel lobby and the arms companies that fuel the violence in the Middle East. She and her husband have received a fortune from Wall Street. And yet, she is about to be ordained the women’s candidate, to see off the evil Trump, the official demon. A generation ago, a post-modern cult now known as “identity politics” stopped many intelligent, liberal-minded people examining the causes and individuals they supported…Self absorption, a kind of “me-ism,” became the new zeitgeist in privileged Western societies and signaled the demise of great collective movements against war, social injustice, inequality, racism and sexism. [excerpted]

Eurasian Journey flyer designed by Tadanori Yokoo

音楽ライターの内田哲雄さんに解説をかいていただいたアルバムのチラシ。ありがとうございました。ジャケットのカヴァー・アートは横尾忠則さんでした。このアルバムにも入っているザ・ラミアは何度も様々なアレンジで演奏した。このアルバムではディヴ・マタックスのドラムの入り方が僕にとって印象的だった。ザ・ラミアの弦楽三重奏のヴァージョンも作った。今度の4月7日の公園通りクラシックスのライブでもザ・ラミアを演奏します。今度のヴァージョンはオリジナルのジェネシスのヴァージョンと近いものになります。このCDに入っているペルシャ・メロディーによる曲集も、つい数週間前に教えている音楽カレッジで生徒たちと共に演奏して参りました。このCDの頃、よくイギリスに行き、いろいろなミュージシャンと出会い、一緒にレコーディングして楽しかった。

 

音楽ライターの内田哲雄さんのフェイスブックのページより:

久々にフィルム・クルーの依頼が入り、古い資料をガサガサしていたら、こんな懐かしいフライヤーが出てきました。これ書いたのはもう20年近く前で、珍しく練りに練って時間をかけました。作品が完成したときには、感慨深いものがありましたね。これをきっかけにクラナドのモイア・ブレナンやスタックリッジのメンバと交流することも出来ました。思えば楽しい時代でしたね。「ユーラシアン・ジャーニー」、本当に素晴らしい作品です。

4月(2016年)はトークショーとライブをやっています.お勧めです。

皆様

4月(2016年)はトークショーとライブをやっていますが、しばらく見ていなかった方には次のライヴとトークショーはお勧めです。
パーカッションの立岩潤三さんとは10年間近く、様々なプロジェクトや編成でやってきましたが、この最近のものでは大きく成長したサウンドになって来ていると思います。また、毎回新しいセットを演奏しているので、下記の情報をチェックしてみてください。
ダンスも様々なジャンルやスタイルの独自的なコンビネーションになっていて、以前よりも大きく変化を感じさせるでしょう。最近見た人は、このユニットでやっているもパフォーマンスは、他の人達がやっていないワン・アンド・オンリーだと言ってくれています。このメールの下記に情報があります。
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トークショーでは音楽制作のバックにある哲学思想や心理学について話します。ブズーキ、アイリッシュ・ハープ、オープン・チューニング・ギターの紹介も話しながら演奏をお見せします。そして、現在の文化と世界の状況についてお互い思っている事を語ります。MIDIレコードのメインのプロデューサーであった宮田茂樹さんは坂本龍一、竹内まりや、大貫妙子、EPO、矢野顕子、小林武史、清水ミチコ、小野リサ、ムーンライダーズ,そして僕自身のプロデュースとディレクションを80年代にやってきた人で日本のポピュラー音楽のキーパーソンの一人とも言われている人です。内容はとても面白くなるでしょう。近年は、2003年にジョアン・ジルベルトの初来日公演を実現させるなど、ブラジルと日本の音楽の橋渡しに尽力している方です。こちらのリンクでCDジャーナルの宮田茂樹のインタビューが見れます。1980年代では、僕と朝まで話したりする事もよくありました。
http://www.cdjournal.com/ma…/cdjpush/hayato-kaori/2000000487
細かい情報や場所の地図などはこちらの渋谷ラストワルツのリンクをごらんになってください。
http://lastwaltz.info/2016/04/post-17930/
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シアター・ロックバンド「ジェノーム」として2016年から活動を正式にスタート!しました! 瀬尾真喜子、立岩潤三、守屋拓之 が加わり、総勢5人。今年は2ヶ月に1回のライブ活動を展開します。
4/7はその第2夜です。
2部構成になっていて、今回の第一部では、TURQUOISE セットとペルシャ・ギリシャ・セットを演奏します。TURQUOISEとは日本語で水色と訳される色で、デヴィッド・ボウイはチベットでEverlasting (永遠に続く)という意味があると知り、リンゼイ・ケンプと共にパントマイムと音楽のショーをやっていました。しかし、二人の考え方が違っているところも出て、ボウイは最初ケンプのクラスに通っていたダンサーと共にTURQUOISEというパントマイムとダンスと音楽のユニットを作りました。今回はリンゼイ・ケンプのショーでやっていた曲とボウイ自信のグループのTURQUOISE の曲を演奏します。また、以前から様々な演奏家にも演奏しちぇいただいているAyuoのTURQUOISE MIRROR (水色の鏡)も演奏します。
中東セットでは、戦前のブズーキの演奏、立岩さんとNASHAALのダルブッカとダンスデュオなど様々な場面が見れます。そして、第二部になるとドビュッシーとサティの歌曲をアコースティック・ロックに編曲したもの、ピーター・ガブリエルがユングを読んで影響を受けて書いたザ・ラミア、ハワイのペレの神話に基づく曲、社会のアウトサイドに住む者の曲、等様々な曲があります。
情報はこちらのFACEBOOKの公開ページでも見れます。
https://www.facebook.com/events/1678908835723772/

ジェノームついてはこちらのページがあります。
https://www.facebook.com/Genome%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%A0-756014647863224/
古代から人間が、自分達が生きている事ー そして生命・宇宙は何かと考え、それらのヒントを神話や歌や物語から探していくプロジェクト。ジェノームとは、そんな音楽とダンスと語りのライブ・パフォーマンスです。ー NASHAAL
よろしくお願いいたします。
Ayuo
■日時
4月7日(木)
開場 18:30 開演 19:30

■出演
Ayuo
立岩潤三
瀬尾真喜子
守屋拓之
Nashaal

■場所
公園通りクラシックス(旧ジャアンジャアン)
http://k-classics.net/
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町19-5
東京山手教会B1F
※渋谷・公園通りの山手協会地下(入り口は駐車場の下り坂の先です)
渋谷駅より徒歩5分

■ご予約方法
ご予約は予約フォームからお願いいたします
https://ws.formzu.net/dist/S82991361/AYUO NASHAAL PHOTO FROM FEB 2016

中学生の時に撮ったリンゼイ・ケンプのTURQUOISE PANTOMIMEやサロメの舞台の写真

 

(写真については下記までスクロールしてください。)
シアター・ロックバンド「ジェノーム」として2016年から活動を正式にスタートしました!NASHAALとAyuoと共に瀬尾真喜子、立岩潤三、守屋拓之 が加わり、総勢5人。今年は2ヶ月に1回のライブ活動を展開します。4/7はその第2夜です。
2部構成になっていて、今回の第一部では、TURQUOISE セットとペルシャ・ギリシャ・セットを演奏予定にしています。TURQUOISEとは日本語で水色と訳される色で、デヴィッド・ボウイはチベットでEverlasting (永遠に続く)という意味があると知り、リンゼイ・ケンプと共にパントマイムと音楽のショーをやっていました。しかし、二人の考え方が違っているところも出て、ボウイは最初ケンプのクラスに通っていたダンサーと共にTURQUOISEというパントマイムとダンスと音楽のユニットを作りました。今回はリンゼイ・ケンプのショーでやっていた曲とボウイ自身のグループのTURQUOISE の曲を演奏します。また、以前から様々な演奏家にも演奏していただいているAyuoのTURQUOISE MIRROR (水色の鏡)も演奏します。
ペルシャ・ギリシャ・セットでは、戦前のブズーキの演奏、立岩さんとNASHAALのダルブッカとダンスデュオなど様々な場面が見れます。そして、第二部になるとドビュッシーとサティの歌曲をアコースティック・ロックに編曲したもの、ピーター・ガブリエルがユングを読んで影響を受けて書いたザ・ラミア、ハワイのペレの神話に基づく曲、社会のアウトサイドに住む者の曲、等様々な曲があります。
情報はこちら:
https://www.facebook.com/events/1678908835723772/permalink/1686146265000029/
添付されている写真は、僕が中学生の時に撮ったリンゼイ・ケンプのTURQUOISE PANTOMIMEやサロメの舞台の写真からのものです。中学生の時は、よくコンサート写真も撮っていました。他にもピーター・ガブリエルのジェネシス、ザ・キンクス、ホークウインド等、その時代のステージを代表する様々な写真を撮っていました、日本に夏休みに来ている最中にニューヨークの高校に帰れなくなり、殆ど写真がなくなってしまいました。これは残っているわずかからで、当時日本の雑誌に載りました。写真家として仕事をしていたのでした。

4月にトーク・ショーを企画しました

4月にはライヴだけではなく、次のトーク・ショーを企画しました。FacebookやタワーレコードのマガジンINTOXICATEでは音楽、文化、哲学思想、心理学、生命科学から近年の政治の動きについて書いてありますが、直接に話しをする機会があまりなかったので、今年からは音楽の演奏とは別にトークを中心とした企画も作りました。
4月19日(火)に音楽プロデューサーの宮田茂樹さんと、こうした初めての会をやります。まず、ご存知がない方の為に宮田茂樹さんのプロフィールを下記に書きました。
宮田茂樹 (音楽プロデューサー)
70年代末から竹内まりや、大貫妙子、EPOなどのヒット作品をプロデュース。84年に設立したMIDIでは大貫妙子、EPO、坂本龍一、矢野顕子、小林武史、清水ミチコ、Ayuoといったアーティストが作品を発表し、89年には同レコード会社から小野リサがデビューを飾る。宮田茂樹氏は日本のポピュラー音楽が大きな変化を遂げる最前線で、質の向上を支えてきたキーパーソンの一人。近年は、2003年にジョアン・ジルベルトの初来日公演を実現させるなど、ブラジルと日本の音楽の橋渡しに尽力している。
宮田茂樹さんは、僕の1980年代のMIDIの作品のディレクター・プロデューサーとして会いました。Midiは宮田茂樹さんが大蔵 博さんと一緒に作ったレコード・レーベルで、そこでAyuoは4枚のCDを出しています。その内の2枚で宮田さんと仕事をしていて、当時から話しをよくしていました。1985年頃には、朝まで話したりする事もありました。2000年代になると、ジョアン・ジルベルトの初来日公演を実現させるなど、ブラジル音楽のプロデューサーとして活動をしています。
最近、再び話すようになり、このようなトーク・ショーを作ったら面白いのでは、という事になりました。
話だけではありません。僕の弾く特殊な楽器、ブズーキ、アイリッシュ・ハープ、オープン・チューニング・ギターについても説明したり、話しが出来ます。
また、デヴィッド・ボウイの哲学を語る映像など、ミュージシャンがどのように自分の作品を自分の思想の表現にしているか?、についても話します。また、今後の世界がどのようになっていくだろうか?、を海外で今人気になっていて音楽にも影響を与えているスラヴォイ・ジジェクやジョン・グレイの思想について、また哲学として復活している、フロイド、ユング、ラカンの思想と音楽家や小説家がそうした思想を取り入れた例を見せながら、話します。
宮田茂樹さんも僕もこれは難しい会ではなく、楽しく参加出来る貝にしようと思っています。ご興味のある方、是非参加をお待ちしています。
面白いトーク・ショーになると思います。
渋谷のLAST WALTZで行います。
情報はこちらにあります。
 

ローリー・アンダーソンの新作CD『Heart of a Dog (犬の心)』について

ローリー・アンダーソンの新作CD、ローリー・アンダーソン自身が監督した映画『Heart of a Dog (犬の心)』についてタワーレコードのマガジンINTOXICATE に書いた記事がフェイスブックのリンクから読めるようになりました。映画の予告編のリンクもあります。
このCDの音楽はピエール・アンリの電子音楽作品『チベット死者の書』を思い出す面もあった。映画は映像とアニメーションのコラージュ作品。映画の絵やアニメーションもアンダーソン自身が書いている。、こうした作品こそが“今の時代”に生きるという事を、最もよく表現されていると思った。彼女と彼女の夫、ルー・リードが二人で飼っていた犬との生活と、その死をきっかけに、死とはどういうものか、愛するとはどういう事か、今の時代で生きるとはどういう事かをテーマにしている。この作品を作る前後に、彼女の母が亡くなり、夫のルー・リードが亡くなった。エンディングはルー・リードの歌で、最後に幸せな感じが聴き手に伝わってくる。
こないだ、ある友人と話していたら、彼は5年前にローリー・アンダーソンが来日した時に車で名古屋に見に行ったが、お客さんが5人しかいなかったと語っていた。こんなに内容が素晴らしく、海外では満席になるのに、どうして日本ではそういうことになるのだろう?、という話になった。そこで、彼は日本では”音楽は楽しく”するもので、考えさせるものはみんな人が”難しい”か”暗い”と思ってしまうからだろうという話をした。学校でも上にいる人たちの教える事を記憶する事がほとんどで、”考える”という事をあまり学ばない。方法論が見えないと、すぐ口喧嘩になってしまうか、”分からない”と言って消えてしまう。インテリジェンスを持っている文化も少ない。現代アートや現代音楽をやっている大部分の人を見ても、海外で認められたようなインテリジェンスを持っていそうな、うわべの形を取っているものが多く、本当に考えさせるものは少なかったりする。よく日本の文化は何か?と聞くと海外のジャーナリストがSuperficial(うわべ)の文化と書かれている事がよく分かる。また、流行るものや売れるものを見ると、Superficial(うわべ)のものがやはり多い。むしろ、プラスティックでうわべの方が日本的に見られて、海外で売れたりする。
デヴィッド・ボウイやルー・リードは内容があるだけではなく、形や姿もカッコいいから、受け入れられる事が出来る。

シアター・ロック・バンド「ジェノーム」ー 今年は2ヶ月に1回のライブ活動を展開しています。

Ayuo and NAshaal february LIVE photo.jpg

こないだの2月25日のシアター・ロック・バンド「ジェノーム」のライブからの写真です。Ayuo & Nashaalのプロジェクトが、シアター・ロック・バンド「ジェノーム」として2016年から活動を正式にスタートしています。  瀬尾真喜子、立岩潤三、守屋拓之 が加わり、総勢5人。今年は2ヶ月に1回のライブ活動を展開しています。
来月の4/7はその第2夜です。
https://www.facebook.com/events/1678908835723772/